聴診
聴診器で心雑音があるかどうかを聞き取ります。
大動脈弁狭窄症は、症状が体に現れるまでの年数には個人差があります。しかし、「症状はない」と思っていても、実は症状があり、病気が進行している場合があります。大動脈弁狭窄症と診断されたら、心エコー図検査(超音波検査)などを用いて、定期的に重症度の変化を把握することが大切です。
聴診器で心雑音があるかどうかを聞き取ります。
BNP(心臓から分泌されるホルモン)の数値で心臓への負担の大きさを判断します。
日常生活の活動量が少なく症状を自覚しにくい患者さんに対して、歩いてもらうなどの負荷をかけ、症状の有無を確認します。
超音波で大動脈弁の狭窄の度合いと、心臓の大きさや動きを検査します。心エコー図検査は重症度を正しく判定するために、さまざまな角度から心臓を検査します。痛みは伴わず、検査は30分程度で終わることが多いです。またペースメーカーや人工弁に影響はありません。
※検査頻度は個々の患者さんの状態によって異なるため、主治医と相談してください。
※検査項目は個々の患者さんの状態または施設によって異なります。
※他には、治療方針を決める際に、CT検査、心臓カテーテル検査などが行われる場合もあります。
1:日本循環器学会/ 日本胸部外科学会/ 日本血管外科学会/ 日本心臓血管外科学会合同ガイドライン. 2020年改訂版 弁膜症治療のガイドライン. http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/
JCS2020_Izumi_Eishi.pdf (2024年1月31日閲覧)
このサイトは、大動脈弁狭窄症と診断され、TAVIを検討されている、もしくは受けられた患者さんと、ご家族を対象としています。掲載された情報は、あくまで一般的な解釈に基づいており、特定の手技等を推奨するものではありません。ご自身の診断および治療方法については、必ず医師とご相談ください。