術後の服薬と検査
術後には合併症リスク軽減のため、服薬が必要な場合があります。また、心臓や人工弁の状態を確認する心エコー図検査や、感染予防のための歯科検診は定期的に受けましょう。
服薬
術後の合併症リスク軽減のため、抗血小板薬(こうけっしょうばんやく)※の服用が必要な場合があります。患者さんの状態に沿った薬を処方しますので、医師の指導に従ってください。
※血栓の生成を防止することにより、血液をサラサラにする抗血小板療法
心エコー図検査
定期的に心エコー図検査(超音波検査)を受けましょう。人工弁の劣化*や長い時間負担がかかっていた心臓の状態を確認します。
*TAVIに使用されている生体弁は、経年変化等によって機能不全になることがあり、再手術になる可能性があります。その場合は、開胸して新しい人工弁に取り換える治療法とカテーテルで古い人工弁の中に新しい人工弁を植え込む治療法があります。
歯科検診
口の中の細菌が血流を介して人工弁に感染する可能性があるため、 歯科検診は半年に一度受けましょう。
歯の治療や手術を受ける際には生体弁が留置されていることを必ず医師に伝えてください。感染を防ぐために抜歯時には抗生物質を内服する必要がありますので、医師の指導に従ってください。
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このサイトは、大動脈弁狭窄症と診断され、TAVIを検討されている、もしくは受けられた患者さんと、ご家族を対象としています。掲載された情報は、あくまで一般的な解釈に基づいており、特定の手技等を推奨するものではありません。ご自身の診断および治療方法については、必ず医師とご相談ください。