術後の服薬と定期検査
手術後には必要に応じた薬の服用や定期的な検査は重要となります。
薬の服用について
- TAVIを受けた患者さんは、治療後の合併症リスク軽減のために、抗血小板薬の服用が必要です。
- 医師が個々の患者さんの状態に沿った薬を必要に応じて処方することがあります。医師、薬剤師の指導に従ってください。
定期検査について
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手術後の定期検査は非常に重要となります。生体弁の劣化などを確認するために、主に心エコー図検査(超音波検査)による定期的な観察を行います。忘れずに、指定された期間に検査を受けることが大切です。
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体調の変化に気づくように、毎日、体重や血圧を測定しましょう。体重が著しく増減した場合は、定期検査時に、主治医に相談しましょう。また、ドキドキする(動悸)、息切れ、むくみなど気になる症状がある場合は、次の定期検査を待たずに主治医に相談しましょう。
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歯科検診は半年に一度受けましょう。また、歯の治療や手術を受ける際には生体弁が留置されていることを必ず医師に伝えてください。感染を防ぐために抜歯時には抗生物質を飲む必要がありますので、医師に相談し、医師の指導に従ってください。
術後に気を付けること
手術後の日常生活で気を付けることを確認しましょう。
食事
- 栄養を考えたバランスの良い食事を摂る。特に摂取カロリーや水分、塩分の量は、医師の指示に従う。
- サプリメントの摂取には注意が必要。特にカルシウムは生体弁組織の耐久性を弱めるとされているので、医師に相談する。
- アルコールは心臓に負担をかけるため、飲みすぎには注意する。
運動
- 運動レベルは医師と相談して決める。
- 運動プログラムに従った適度な運動は、心臓の負担を軽減しライフスタイルを維持するためにも重要。
- 新たなスポーツを始める際は、医師に相談する。
その他
- 旅行等日常と異なった生活サイクルになる場合は、いつもどおりの食事、運動、睡眠を心がける。
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