カテーテルで心臓の弁を治療できる時代になりました。

あなたの大切な人を守られるかもしれないTAVI(タビ)

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はじめに

あなたもしくはご家族で、動悸や息切れ、疲れやすさ…そんな症状を最近感じていませんか。
実はそれが、最近高齢者に増えている心臓弁膜症の一つ、大動脈弁狭窄症の可能性があります。
その治療の新しい選択肢として、
TAVI(経カテーテル大動脈弁治療)が2013年10月に日本で保険適用となりました。

それでは、TAVIにかかわる色々なおはなしを、一緒に見ていきましょう。

なお、当サイトはあくまで一般的な解釈に基づき疾病、治療法情報を提供する目的で作成されたものであり、特定の手技等を推進するものではありません。
個々の患者さんの診断、及び治療法については、必ず医師とご相談ください。

 
  • 大動脈弁狭窄症とは

    心臓弁膜症の一つ、大動脈弁狭窄症のことをよく理解するために、
    まずはじめに、心臓の仕組みや働きから見ていきましょう。




    画面右側の矢印をクリックすると、次のコンテンツへスライドします。


  • 心臓は、健康的な生活のために最も大切な臓器の一つです。

    心臓は、全身に血液とともに酸素を供給する、ポンプのような役割をしています。

    全身に酸素を届けたあとの血液(静脈血)は右心房から右心室へ戻り、肺動脈から肺に送られます。肺で酸素を受け取った血液(動脈血)は左心房から左心室へ送られ、大動脈を通って全身をめぐり、酸素を届けます。

    この一連の動きは休むことなく、1日におよそ10万回も繰り返されています。




  • 血液の流れを一方向に維持するために、心臓内の4つの部屋にはそれぞれ“弁”があります。


  • 心臓にある弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態を「心臓弁膜症」といいます。

    弁の開きが悪くなり血液の流れが妨げられる「狭窄」と、弁の閉じ方が不完全なために血液が逆流してしまう「閉鎖不全」があります。

    4つの弁のうち、「大動脈弁」と「僧帽弁」に多く起こる疾患です。

    心臓弁膜症の原因には、先天性と後天性(リウマチ熱、動脈硬化、心筋梗塞、変性など)があり、原因を特定できないものも多くあります。かつては、リウマチ熱の後遺症として心臓弁膜症になることが多かったのですが、現在は抗生物質の普及により、リウマチ熱を原因とする心臓弁膜症は減少しています。代わりに加齢に伴う弁の変性や石灰化によるものが増えています。

  • 患者数は?

    我が国における心臓弁膜症の患者数は推定200~300万人とされており(*1)、高齢化が進む日本では患者数が年々増加していますが、その症状に気づかず、受診に至らない患者さんも多くいるといわれています。

    *1: Nkomo et al. Burden of valvular heart diseases: a population-based study. The Lancet, 2006;368:1005-1011.の米国における弁膜症有病率を、日本の18歳以上の人口に適用し算出した推定数。


    もっと詳しく知りたい方は弁膜症サイトへ



  • 弁膜症の代表的な疾患である大動脈弁狭窄症は、特に、高齢化の進む先進国において広がりを見せています。

    日本国内で65歳以上の大動脈弁狭窄症の罹患率は2~3%1で、潜在患者数は65万人~100万人と推定され、もっともよくみられる弁膜症です。

    年々増加する傾向にある大動脈弁狭窄症に対する治療は、高齢化が進む日本において、重要な課題の一つとなっています。

    1. 島本 健. ≪弁膜症に関するトピックス-臨床現場で実際どのように管理するのか?≫高齢者の弁膜疾患-とくに気をつけること. 内科. 2006;97:507-12.、2. 内閣府. 「平成27年版高齢社会白書」- http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2015/zenbun/27pdf_index.html(閲覧 2015年11月17日)

    日本の65歳以上の人口は3,300万人2



  • 心臓の大動脈弁が硬くなり、開きにくくなる『大動脈弁狭窄症』。重症になると、突然死に至ることもあります。

    大動脈弁狭窄症とは心臓弁膜症のひとつで、大動脈弁の開きが悪くなり、血液の流れが妨げられてしまう疾患です。軽度のうちはほとんど自覚症状がありませんが、病状が進むと動悸や息切れ、疲れやすさなどの症状が現れ、重症になると失神や突然死に至る可能性もあります。大動脈弁狭窄症の原因には、加齢性、リウマチ熱、先天的要因の主に3つがあげられます1。以前はリウマチ熱により大動脈弁狭窄症が発症するケースが多くみられましたが、リウマチ熱に対する治療が確立されたため、最近では加齢性が最も多い原因であると言われています。

    1. 日本循環器学会. 「弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2012年改訂版)」- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2012_ookita_h.pdf(閲覧 2015年11月17日)



  • 大動脈弁狭窄症の症状とは?

    大動脈弁狭窄症は、聴診とエコー(体外から超音波で心臓を観察する方法)によって診断されますが、息切れや動悸、疲れやすさなどの症状が徐々に進行するため自覚しにくいのが現状です。

    胸痛や失神などの重い症状が出て初めて自覚したり、心不全と診断され入院後に発覚される場合や、検診時の聴診で心雑音を指摘されて見つかることもあります。

    大動脈弁狭窄症は、はじめは弁という一部分の病気ですが、進行すると心筋(心臓を動かす筋肉)という心臓全体の病気になります。そのような状態になると、いくら一部分である弁を取り換えても心筋の障害は回復せず、心臓は元通り働くことができなくなります。

    大動脈弁狭窄症は自然に治ることはないので、心筋の障害が進行する前に早期の診断と治療をすることが非常に大切です。




  • それでは次に、画面を下にスクロールして「3つの治療法」に進みましょう。

 
  • 大動脈弁狭窄症に対する治療法として、以下3つの選択肢があります。




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  • 新しい治療法(TAVI=Transcatheter Aortic Valve Implantation)が加わりました。


    大動脈弁狭窄症に対する治療法は症状の進行度合いによって変わってきます。
    症状が軽い場合は、薬による保存的治療が選択されますが、これは症状を和らげたり進行を抑制することを目的としており、狭窄した弁の根本的改善の治療というわけではありません。
    よって、重度の狭窄に対する治療法は弁を取り換えることになります。






  • 保存的治療では、症状の緩和や進行の抑制を行います。

    弁そのものを治すわけではなく、薬でその時の状態よりも症状を緩和したり、進行を抑制することによって、心臓にかかる負担を取り除きます。

    薬による治療の効果は、定期的に検査を行って再評価することが必要になりますが、大動脈弁狭窄症が重症になると、薬による治療の効果は限定的で、外科的治療かTAVIが必要になります。



  • 心臓弁膜症の主な症状と、処方される代表的な薬






  • 悪くなった弁は薬で元通りに治すことはできません。

    弁を根本的に治療するには、弁の取り換えが必要ですが、外科的治療(弁置換術)はゴールドスタンダードとなっています。

    心臓弁膜症の症状はゆっくりと進行することが多く、心臓に負担がかかっていても、
    心臓本来の働きを補おうとします(代償機能)。

    そのため、患者さん自身が自覚症状をあまり感じていないということがよくあります。

    しかし、早期に手術を受けるほうが術後の経過や心臓の機能回復がよいため、
    手術のタイミングを適切に判断することが重要となります。



  • 外科的弁置換術で使用される人工弁


    もっと詳しく知りたい方は弁膜症サイトへ






  • 患者さんが重度大動脈弁狭窄症と診断された場合、早期に外科的弁置換術を施行されることが望ましいのですが、全ての患者さんに外科的弁置換術が適応できるわけではありません。

    右データが示しているように、重度大動脈弁狭窄症の少なくとも約40%の患者さんは外科的弁置換術を受けられていません。

    このような外科的弁置換術不適応の患者さんにとって、TAVIは新たな治療の選択肢の1つとなります。


    ※画像をクリックすると拡大できます






    • 重症の大動脈弁狭窄症に対する新しい治療法で、開胸することなく、また心臓も止めることなく、カテーテルを使って人工弁を患者さんの心臓に留置します。
    • 低侵襲(治療のために患者さんの体を傷つける度合いが少ないこと)に加えて、人工心肺を使用しなくて済むことから、患者さんの体への負担が少なく入院期間も短いのが特徴です。
    • TAVIは、高齢のために体力が低下し、またはその他の疾患などのリスクを持っているため、外科的治療を受けられない患者さんなど、手術が困難な患者さんが対象の治療法です。そのため治療に伴い、合併症が発生することもありますので、治療実施の判断には医師の診断が必要です。



  • それでは次に、画面を下にスクロールして「TAVIの治療成績」に進みましょう。

 

TAVIとは


  • 経大腿アプローチ 経大腿アプローチ
    経心尖アプローチ 経心尖アプローチ










  • どんな人がTAVIに適応しますか?

    一般的には、ご高齢のため体力が低下している、もしくはその他の疾患などのリクスを持っているなど、 外科的治療ができなかった重度の大動脈弁狭窄症患者にとって、TAVIが治療の選択肢の一つになります。 気になる症状がありましたら、お近くの医療機関にご相談下さい。

    年齢が若くてもTAVIを受けられるのか?

    TAVIが開始されてからまだ10年程度しか経っておらず、それ以上の長期成績がまだ明らかではありません。 そのため、現在では60-70歳程度までの患者さんであれば通常、長期成績も担保されている外科的弁置換術が標準治療となります。 しかし、これまで何度か開胸手術を受けたり、手術の危険性が高い方などは、TAVIの適応が検討されます。

    自分が大動脈弁狭窄症かどうかを知りたいですがどうすればいいですか?

    症状チェックリストでご確認の上、お近くの医療機関にご相談ください。聴診やエコー検査で診断を受けることになります。

    症状チェックリストを開く


  • 治療による痛みはありますか?

    治療は基本的に全身麻酔で行われますので、痛みを感じる事はありません。

    TAVIで使われる生体弁の耐久性はどのぐらいですか?

    非臨床試験(加速耐久性試験)において5年相当の耐久性を有することが確認されています。 また、文献(※)よりTAVI生体弁留置後の5年フォローが出来た88人の追跡調査において、再治療を必要とする生体弁の 構造的劣化は見られなかったという報告がされています。このことから、少なくとも5年の耐久性は確認されていると考えられます。 また、外科的弁置換術に使用されている牛心のう膜生体弁に関しては、20年以上の長期成績が既に報告されています。※Journal of the American College of Cardiology Vol.61 No.4, 2013

監修:慶應義塾大学医学部 循環器内科 専任講師 林田 健太郎 先生

 

 

患者さんの声




  • 柳瀬香さんのお話

    (映像・日本語字幕付)




  • 藤井喜八郎さんのお話

    (映像・日本語字幕付)

  •     



  • 治療を受けたことを忘れてしまうくらい、

    毎日普段通りの生活をしています。

    (画像クリックで本文に移動します)




  • ドクターヘリで運ばれた私が今、

    地域のボランティアで活躍していられるなんて。

    (画像クリックで本文に移動します)




  • 「もっと元気に長生きできる

           可能性が出てきますよ」

    信頼する先生のひと言が決め手でした。

    (画像クリックで本文に移動します)




  • 治療の前と後では心の変化もあるんですね。

    母の心の満足を大きく感じます。

    (画像クリックで本文に移動します)

  • TaviPatinetStories5small


    80代の皆さんが、新たな一歩を

    力強く踏み出しました。

    (画像クリックで本文に移動します)




  • それぞれの決断をして治療を受けた

    4人の皆さんが取り戻した明るい日常。

    (画像クリックで本文に移動します)




  • 治療後は、娘夫婦や近所の人に助けられ、

    元のように元気にくらしています。

    (画像クリックで本文に移動します)




  • 先生たちに出会えたから、今がある。

    その出会いに感謝しています。

    (画像クリックで本文に移動します)

  • トップページ用9


    TAVIという治療法を知ったとき、

    希望が見えました。

    (画像クリックで本文に移動します)

  • 10-16


    治療に踏み出した二人の患者さん、

    元気を取り戻し、

    以前と変わらぬ生活を送っています。

    (画像クリックで本文に移動します)

  • 11-12


    分かりやすい説明で、

    安心して治療を受けられました。

    (画像クリックで本文に移動します)

 

おわりに

このように、これまで外科的治療を諦めざるを得なかった重度大動脈弁狭窄症
の患者さんにとって、新たな治療の道が開かれました。

大動脈弁狭窄症は、治療しないで放置すれば突然死に至る可能性もあります。
症状に心当たりがある方はお早めに近くの医療機関で相談することをおすすめします。

TAVIが受けられる医療機関を検索したい、もしくはより詳しい情報をご覧になりたい方は、
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