アプローチ法

TAVIには、3通りのアプローチ方法があります。太ももの付け根の血管から挿入する「経大腿アプローチ」、肋骨の間を小さく切開し、心臓の先端(心尖部)から挿入する「経心尖アプローチ」、胸骨上部を小さく切開し、上行大動脈から挿入する「経大動脈アプローチ」です。
患者さんの状態に最適な方法をハートチームの医師が選択します。いずれのアプローチにおいても少ない身体的負担で治療が可能です。

経大腿(けいだいたい)アプローチ

  • 経大腿(けいだいたい)アプローチ1 経大腿(けいだいたい)アプローチ1

    鉛筆ほどの太さに折りたたまれた生体弁を装着したカテーテルを、太ももの付け根の1cm弱の小さな穴から大腿動脈にいれて、心臓まで運びます。

  • 経大腿(けいだいたい)アプローチ2 経大腿(けいだいたい)アプローチ2

    生体弁が大動脈弁の位置に到達したらバルーン(ふうせん)を膨らませ、生体弁を広げ、留置します。

  • 経大腿(けいだいたい)アプローチ3 経大腿(けいだいたい)アプローチ3

    生体弁を留置した後は、カテーテルを抜き取ります。

  • 経大腿(けいだいたい)アプローチ4 経大腿(けいだいたい)アプローチ4

    生体弁は留置された直後から、患者さんの新たな弁として機能します。

プロセス

TAVI治療を行うにあたって、循環器内科医、心臓血管外科医、麻酔科医、心エコー医、および看護師、理学療法士、放射線技師、臨床工学技士などのコメディカルが協力して治療にあたる「ハートチーム」が結成されます。
診療科の垣根を越えて、それぞれ専門分野の知識や経験により、患者さんに一番良い治療を選択し、術後管理までその全てのプロセスを「ハートチーム」で行います。

ハートチーム ハートチーム
ピンチで拡大する
プロセス プロセス

メリット

  • 選択肢の拡大

    ご高齢のため体力が低下している、もしくはその他の疾患などのリスクを持っているなど、開胸手術ができなかった患者さんにとって、TAVIは治療の選択肢の1つです。

  • 体への負担が少ない

    開胸することなく、また心臓も止めることなく、カテーテルを使って人工弁を患者さんの心臓に留置しますので、患者さんの体への負担が少ないのが特徴です。

  • QOL(生活の質)が向上

    手技時間と入院期間が短いため、患者さんの比較的早い社会復帰が期待できます。

ご注意

TAVIが開始されてからまだ10年程度しか経っておらず、それ以上の長期成績がまだ明らかではありません。
TAVIは、高齢のために体力が低下し、またはその他の疾患などのリスクを持っているため、開胸手術を受けられない患者さん等が対象の治療法です。
合併症が生じると、重篤な状態となる可能性が高まります。
個々の患者さんのTAVI適応は、ハートチームの医師によって最終的に判断されます。

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